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広島で「ナイトミュージアム」 閉館後の美術館を貸し切り、演劇要素入れる

演劇作品として見学時間約1時間を構成する「HIROSHIMA NIGHT MUSEUM」のイメージ画像

演劇作品として見学時間約1時間を構成する「HIROSHIMA NIGHT MUSEUM」のイメージ画像

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 閉館後の美術館を貸し切り、「モネ」「ゴッホ」などに扮(ふん)したキュレーターが少人数の来館者に提供するアート体験「HIROSHIMA NIGHT MUSEUM(ひろしまナイトミュージアム)」が4月から、ひろしま美術館(広島市中区基町)で行われる。

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 主催は、広島県観光連盟、ひろしま美術館、富裕層向け文化体験プランの企画・運営を行うエクスペリサス(東京都渋谷区)の3者。広島県のナイトタイムエコノミーを推進しようと、日本有数の印象派を中心としたフランス近代美術作品を多数所蔵している同館と連携した。

 ナイトツアーでは映画監督で脚本家の一尾直樹さんが手掛け、同館の学芸員が監修した脚本の下、広島の劇団員が扮(ふん)した画家たちが登場する。ゴッホ、ルノワールなどの作品の魅力を身近に感じられるアート体験を楽しんでもらおうと、美術鑑賞に演劇の要素を組み込んだ。

 オープニングは前庭から始まる。シャンパンやクラフトビール、ソフトドリンクなどのウエルカムドリンクを来館者に振る舞い、約1時間の見学が始まる。定員は1回20人。特設サイトから事前申し込みが必要で、応募多数の場合は抽選。

 開催日は、4月24日、5月8日・15日、6月5日・26日。開催時間は18時15分~20時。参加料は小学生以上1人5,250円、未就学児無料。

 広島県への観光は、「原爆ドーム」「厳島神社」と2つの世界遺産を中心とした日帰りの立ち寄り型が中心で、観光客の宿泊や周遊強化のために、数多くの観光地で魅力向上に取り組む。これまで、宿泊や飲食などによる観光消費額の増大が期待できる夜間や早朝の観光プロダクトの強化として、外国人向け夜神楽公演やデジタルコンテンツ制作集団チームラボと連携した広島城ライトアップイベントなどを実施してきた。

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