広島県廿日市市の山陽自動車道「宮島サービスエリア(上り線)」で3月1日、高速道路で初となるサービスエリアのインフォメーションでのリモート案内の試験導入が始まった。
導入するのは、テレビ会話機能を搭載したロボット「temi(テミ)」。サイズは幅35センチ、高さ1メートル、重さ12キロ。バックヤードに待機する案内員がモニターを通じた非対面で、道路案内や観光情報などの問い合わせに対応する。
新型コロナウイルスに対応した案内員と利用客双方の安全、安心な環境づくりの一環として、宮島サービスエリアと滋賀県大津市の名阪神高速道路「大津サービスエリア」の2カ所に各1台ずつ設置した。今後は、交通情報「アイハイウェイ」の提供や料金検索機能の追加を行い、案内機能の充実を図るとともに、他エリアへの導入や遠隔地からのリモート案内の実施を目指す。