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広島初の地ビール「海軍さんの麦酒」が製造終了 醸造工場併設レストラン閉店で

ビューポートくれ1階で営業する醸造工場併設レストラン「海軍さんの麦酒館」外観

ビューポートくれ1階で営業する醸造工場併設レストラン「海軍さんの麦酒館」外観

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 広島・呉の地ビール「海軍さんの麦酒」を醸造する工場併設レストラン「海軍さんの麦酒館(ばくしゅかん)」(呉市中通1)が1月29日、閉店する。

清算人を務める佐々木雅治取締役支配人

 レストランは昨年12月31日から新型コロナウイルスの影響で休業しており、そのまま閉店する。通信販売はすでに終了しており、同店の売店でも「海軍さんの麦酒」はすでに完売。「しまのわビール」とわずかに「呉吟醸ビール」を販売する。取扱店やビールが飲める飲食店はホームページで公開しているが、売り切れ次第終売となる。レストランには閉店を知り、ビールの購入に関する問い合わせが増えているという。

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 運営する呉ビールは、今月31日に解散する。1995(平成7)年に、呉の発展と活性化を目的に発足した呉産業活性化懇親会が地ビール造りを計画し、呉市、広島市の企業や個人が出資して同年に呉ビールを設立した。当時は、ビール醸造について国内で学ぶすべがなかったため、ビールの本場ドイツから醸造ブランド一式を購入。ビール職人を呼び寄せて、学んだという。翌年4月にビール製造免許を取得、5月醸造工場併設レストラン「クレール(現在の『海軍さんの麦酒館』)」を開業した。広島県内で初めての地ビールの製造販売だった。

 経営は、「平成30年西日本豪雨」以降、厳しくなった。2018(平成30)年に豪雨災害で交通網が寸断され、売り上げが激減。2019(平成31)年に入っても売り上げは回復せず、老朽化した設備の故障によって醸造作業を3カ月休止するトラブルが続いていた。

 営業時間は10時~17時。