広島・宮島の「大聖院」(廿日市市宮島町)が12月25日、密を避けた新様式の初詣としてオンライン初詣サービスを始めた。
毎年、約3万人が初詣に訪れる大聖院だが、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、印刷業のニシキプリント(広島市西区商工センター7)がホームページを活用した初詣を提案した。ニシキプリントが運営するオンラインショップ「安芸ん堂」内に設けた専用サイトでは、座主による新年あいさつ、祈とうの様子を録画とユーチューブを使ったライブで配信するほか、お守りやお札を販売する。
大聖院では今年8月に開いた「四万八千日観音大祭」を初めてフェイスブックを使ってライブ配信に挑戦した。宮島への来島が困難な人や新型コロナが不安な人もネット環境があればお参りできる仕組みを作り、時代に合わせた情報発信に取り組むという。
オンライン初詣は2021年1月15日まで。