「オリーブの島」として知られる広島の江田島で11月6日から、恒例イベント「えたじまぐるっとオリーブラリー」が始まった。
島の特産であるオリーブの認知向上を目的に、島内の飲食店が開発したオリーブを使ったメニューを味わいながら、スタンプラリー形式で18店を回っていく。提供メニューは、オリーブオイルを使ったメニューは、ピザや弁当、うどん、パン、お好み焼きなど。
江田島市では、雨が少なく日照時間が長い、瀬戸内海の穏やかな気候を生かしてオリーブ栽培に取り組んでいる。市が苗木の購入を助成し、島民や地元企業が栽培をして、実った果実を企業が買い取り、加工・販売を行う。オリーブ栽培者は年々増え、現在では江田島市内で100人ほどがオリーブ農家として栽培に取り組む。製造したオリーブオイルは、世界最大規模のコンテストで、日本初となる金賞を受賞しており、島の特産品としても知名度を高めている。
今月1日からは、航路事業者と連携し、広島市と呉市を結ぶ7航路を対象とした「乗って江田島航路スタンプラリー」を行っている。江田島市では、島内の移動にカーシェアやレンタサイクルの活用も呼び掛ける。
開催期間は12月20日まで。