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広島市郊外の百貨店「天満屋広島アルパーク店」が閉店 29年の歴史に幕

1月31日に29年間の営業を終えた「天満屋広島アルパーク店」閉店セレモニーの様子

1月31日に29年間の営業を終えた「天満屋広島アルパーク店」閉店セレモニーの様子

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 天満屋広島アルパーク店(広島市西区井口明神1)が1月31日に閉店した。

閉店当日の店内の様子

 同店は、アルパークの核テナントとして1990(平成2)年、西棟にオープンしたが、2019(令和元)年7月に店舗を展開する天満屋(岡山市北区)が売上低迷などの理由で閉店すると発表した。

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 閉店に際して、店長の奥田克公さん(54歳)は、「オープン当初は郊外型の商業施設は珍しく、水族館もあり、話題を集めたが、2015(平成27)年以降は廿日市市を含め、近隣に競合店が増え、百貨店を取り巻く環境は厳しくなった」と険しい表情を見せた。

 閉店時間の20時前には、閉店セレモニーを行う2階正面玄関に大きな人だかりができた。セレモニーには、従業員150人が参加した。奥田店長は、「閉店発表後、お客さまからお叱りの言葉を頂戴したが、それ以上にたくさんの励ましや感謝の言葉をいただいた」と感謝を述べ、「長い間、ご支援とご愛顧をいただき、ありがとうございました」と締めくくった。従業員が深々と頭を下げる中、赤いロールカーテンを下して29年間の営業を終えた。最前列に居た男子高校生4人組は「19時から待っていたが、こんなに人が集まるとは思わなかった」と驚いた様子で話した。

 同店の広報担当者によると、今年1月の入店者数は昨年に比べて3割増で、売上は倍に増えたという。1月22日から閉店までの最終セール期間中の売上は3~4倍に増えたとも。閉店作業は、2月1日から1週間で終える予定で、従業員の今後については未定という。施設の今後については、所有する大和ハウス工業(大阪市北区)が商業施設として運用すると発表している。

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