広島市中心部の主要観光地を巡る循環バス「ひろしま めいぷる~ぷ」が10月1日、広島駅新幹線口~広島港をつなぐ新ルート「ブルーライン」の運行を始めた。
2013(平成25)年4月に中国ジェイアールバスが運行を開始した。現在は平和記念公園や広島市現代美術館、市中心部の繁華街である新天地エリアを経由する3ルートを走る。利用者は年間53万人を超え、このうち8割は広島を訪れる外国人観光客が占めるという。
新ルートは、2020年10月から12月まで、広島や山口県岩国市、愛媛県今治市、上島町、松山市、岡山県倉敷市で展開する「せとうち広島デスティネーションキャンペーン」(以下、せとうち広島DC)に先立ち設定した。
せとうち広島DCでは、JR西日本と瀬戸内海汽船が瀬戸内エリア周遊を目的に、瀬戸内海の島々をめぐる観光型高速クルーザーの開発・導入と鉄道と船舶を組み合わせた観光周遊ルートを構築。同ルートの利便性向上を図ろうと広島駅から広島港までの直行便を含む、1日12便運行する。
運行ルートは、往路=広島駅新幹線口~広島港(7キロ)、復路=広島港~紙屋町~原爆ドーム~平和公園前~並木通り入口~広島駅新幹線口(11.7キロ)。運賃は、広島港発着330円(1日乗車券利用不可)、その他の区間200円(1日乗車券利用可)。
運行期間は2022年3月31日までを予定する。