「不安や日常」がテーマのモノクロ写真-広島工大卒生が二人展

©井上貴博・山新田裕也

©井上貴博・山新田裕也

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 井上貴博さんと山新田裕也さんの写真展「1+1=0」が3月27日より、雑貨店「Tanemaki」(広島市中区大手町、TEL 082-245-3755)4階のギャラリーレンタルスペースで始まった。

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 2人は広島工業大学を卒業したばかり。19~22歳の4年間に撮りためた作品約30点を展示する。作品は、自分が感じる不安や日常生活で浮かんでくるものがテーマのモノクロ写真。井上さんは、高校1年生のころから写真を撮り始め、大学時代はスポーツ新聞でカメラマンのアルバイトをしていた。「写真が出来上がる過程が好き」という井上さん。これまでに撮ってきた写真がたまり、人に見せたいとう触発を受けて「勢い」で写真展を開くことにしたという。

 2人で撮影したという2対の写真は、傘を持ったモデルの体にラップを巻いたり、ピンクの布をリボンに見立てて体に巻きつけて撮影している。「食事の席でこんな写真を撮ってみたいねという話になり、『勢い』で実現した作品。見てもらう人に空気感が伝われば」と井上さんは話す。

 開催時間は11時~20時(最終日は17時まで)。入場無料。3月29日まで。

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