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広島西飛行場跡地に産業団地 大和ハウス工業が開発、雇用促進で

広島西飛行場跡地の空撮写真

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 大和ハウス工業(大阪市北区)が5月24日、広島西飛行場跡地(広島市西区観音新町)に開発する産業団地「広島イノベーション・テクノ・ポート」の着手を発表した。

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 広島西飛行場跡地は広島西飛行場の廃港以来、官民一体となって再開発を進めている広島県有地。2017(平成29)年3月に広島県と広島市が跡地利用計画を定め、49.3ヘクタールを「広域防災」「雇用」「スポーツ・レクリエーション」「にぎわい」の4つのゾーンに分けた。同社は2017年9月、県が「雇用」ゾーンで事業予定者を募集し、選定された。

 広島イノベーション・テクノ・ポートは、企業の製造施設、物流施設、研究所などの大型施設をはじめ、事業展開に沿ったエリア拠点の新設などが可能な産業団地。機能性の高い最適な物流施設や工場を実現するために、AIやロボティクスなどの先進技術の導入を促進し、物流施設や工場の設計・建設をはじめ、建設後も倉庫内のオペレーションから自動搬送ロボット、物流の運行管理システムまで一気通貫のサービスを提供。BCP対策として、リチウムイオン蓄電池や免震構造のほか、防災備蓄倉庫など防災設備やアイテムも提案する。

 敷地面積は約9.8ヘクタール。事業規模は土地と建物で約200億円を予定する。交通アクセスは、山陽自動車道路「五日市IC」「廿日市IC」から約10キロメートル、広島港から約3キロメートルと近接しており、物流エリアの広域化、複雑化が進む中、テナント企業のニーズに応える。

 造成工事着工、販売開始は今年5月24日。建物着工開始は2020年4月、分譲完了は2022年春をそれぞれ予定する。

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