JR横川駅北口にある横川商店街の「山中酒店」(広島市西区横川町3)特設ギャラリーで3月30日、同駅高架橋耐震工事に伴い取り壊す高架下の市営店舗などの様子を展示する風景展「Timelinescape(タイムラインスケープ)」が始まる。
「失われていく街の風景」を記録するプロジェクト「タイムラインスケープ」を主宰する建築家の木原一郎さんの呼び掛けで集まった4人の写真家・作家が参加する同展。
参加メンバーは浅野堅一さん、坂本淳さん、佐々木俊輔さん、福岡奈織さんの4人。2017年2月からそれぞれの方法で横川・高架下の風景を記録し、同年5月から2018年5月まで、アートギャラリー併設のオープンスペース「Creative lab node Yokogawa」(西区横川町)、「Creative lab node Hiroshima」(東区光町)の2カ所を会場に月替わりで全12回の展示を行ってきた。
今回は山中酒店の倉庫として使っていた店舗を特設会場に使い、平面の写真作品とテキストで構成する。展示点数は写真やテキストなど計55点。
横川高架下の店舗廃止は2016年1月、広島市がJR横川駅北口高架橋の耐震補強を目的に発表した。昨年4月に耐震補強工事が始まり、旧国道西側のテナント20店舗は立ち退いたが東側テナント27店舗は営業を続けているが立ち退き期限は今年5月となっている。
開催時間は13時~20時30分。日曜定休(4月28日は営業)。入場無料。4月28日まで.。