
広島の専門学校に通う学生が考案した産学連携のオリジナル駅弁「きら星(ほし)弁当」が2月20日から、広島駅で期間限定販売される。
弁当開発には西日本旅客鉄道広島支社(JR広島支社)と広島酔心専門学校、広島駅弁当、広島信用金庫の4社が参加する。JR広島支社が広島駅ビル「ekie(エキエ)」開業に伴い、増加した女性客や観光客らに向けて駅ナカの魅力向上を図ろうと「食」をテーマに企画した。3年前から食と農に関連した業務提携を行う広島信用金庫とJR広島支社が持つつながりを生かして広島酔心専門学校の調理師課に通う2年生へアイデア考案を依頼し、広島駅弁当が商品化を担当した。
弁当の中身は、カキ1粒を載せたむすび、ジャコ入り広島菜むすび、アナゴの押しずしとレンコンの挟み揚げ、鶏のゴボウ巻き、食感を楽しめるきんぴら、バーニャカウダ風サラダ、黒豆とレモンが入ったゼリーの8品。「広島らしさ」「女性が手に取りたくなる魅力」を意識したという。
パッケージは華やかで女性の目を引きやすくしようと赤を前面に押し出した。駅弁専用の紙袋も用意し、弁当の考案に携わった学生15人をモチーフにしたイラストを描く。
販売場所はエキエ2階「広島駅弁 さい彩」など3カ所。学生が卒業する3月末までに2000個を販売する予定。
価格は1,080円。3月31日まで。