平成30年7月豪雨災害で被災した広島・呉の中通りで8月5日、地元の商店主らが参加するチャリティーイベント「勃興夜市(ぼっこうよいち)」が開催される。
呉から復興の気運を高めようと地元商店の店主らがイベントを企画し、飲食や物販、ワークショップなど、さまざまジャンルの団体や個人27ブースが出店する。子どもから高齢者までが楽しめる、活気のある縁日を目指す。
会場は中通り2丁目の2ブロック区間で、当日は歩行者天国として開放する。料理や酒を提供する「持ち寄り酒場」や、協賛ウェアや持ち込んだTシャツにイベントの趣旨に賛同した広島のクリエイターのデザインをプリントするワークショップなどを行う。酒場では、被災した呉・安浦の盛川酒造「白鴻(はくこう)」にスポットを当て、オリジナルカクテルやフード、振る舞い酒を準備する。
今回のテーマは「チャリティー」とし、購入者には飲食物やワークショップ代金と同額の募金をお願いするドネーション方式を採用する。会場内にも募金箱を設置し、集まった金額は呉市に寄付する。
主催は呉でアパレル店経営やイベントの企画・運営を手掛ける「ローカルズオンリー」の下野隆司社長が2017年に呉市街地に特化したまちづくりを目的に立ち上げたNPO法人「SYL(エスワイエル)」。イベント名の「勃興」は復興後もイベントを継続し、地域活動の一助になりたいとの思いを込めたという。
開催時間は17時~21時。雨天順延。