広島県が現在、広島県立美術館(広島市中区)で外国人観光客向け夜神楽とエンターテイメント公演を行っている。
両公演は今後、増加が見込まれる外国人観光客の滞在時間延長や観光消費額の増加に向けた取り組みの一環として夜間観光を強化しようと実施する。
開催日は、夜神楽=特定の土曜・日曜・月曜、エンターテイメント公演=特定の月曜。いずれも県立美術館の地下講堂を会場に開き、入場券は公演当日に会場ロビーで販売する。
夜神楽は18時から45分間、演目を上演し、その後は神楽団への質疑応答や神楽で使う衣装や面などの写真撮影を行う。神楽のあらすじや口上は英語に翻訳し、プリントを来場者に配布する。上演時の口上は英訳した文章をステージ横のモニターに映し出すほか、通訳できるスタッフも用意して質疑応答をサポートする。
エンターテイメント公演は、けん玉、侍による寸劇や殺陣のメインパフォーマンスと和楽器演奏を披露する。非言語を中心とした内容で外国人観光客が参加できる交流体験も盛り込む。日本人客も入場できる。
17時30分開場、18時開演。入場料は1,000円。チケットは公演当日、広島県立美術館地下ロビーで販売する。