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広島・尾道駅が124年ぶりに新駅舎へ建て替え 宿泊施設や大衆酒場が出店へ

2018年度末に開業予定の「JR尾道駅」完成イメージ

2018年度末に開業予定の「JR尾道駅」完成イメージ

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 JR西日本が12月21日、124年ぶりの建て替えが進むJR尾道駅(尾道市東御所町)の施設概要を発表した。

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 新駅舎は鉄骨造の地上2階建てで、店舗面積は約367坪。施設はJR西日本のグループ会社「ジェイアールサービスネット岡山」が運営する。主要テナントには海沿いの空き倉庫をリノベーションした複合施設「ONOMICHI U2」などの運営を手掛ける「ディスカバーリンクせとうち」に決まった。

 「サイクリストの聖地」として知られる「瀬戸内しまなみ海道」の起点である尾道を訪れるサイクリストや、瀬戸内エリアの周遊に訪れる観光客をターゲットにしたテナント6店舗が入店し、しまなみ海道の玄関口としてのにぎわいを創出する。

 1階にはレンタサイクルも可能なテークアウト主体のカフェや昔ながらの懐かしさを残す大衆酒場、土産も販売するコンビニエンスストアが開業を予定する。2階はホステルタイプの宿泊施設や洋食喫茶と物販店舗が入店を予定するほか、尾道水道を一望できる眺望デッキを配置する。

 「初代尾道駅舎」は木造平屋で1891(明治24)年に完成。増改築を重ねながら営業を続けてきたが建て替えに伴い、昨年5月16日に閉鎖した。現在は駅東側に仮駅舎を設けている。同社では広島・尾道・岡山を核とした広域周遊ルートの創出を進める一方で、瀬戸内エリアを周遊する新たな交流拠点を目指し、尾道駅の建て替え工事を進めている。

 開業は2018年度末予定。

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