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広島T-SITEで古書イベント「古本交差店」 気鋭の新刊書店と古本の共通点も

広島T-SITE店内。催事で使用する什器は店舗の雰囲気に合わせ、木を基調に統一するという

広島T-SITE店内。催事で使用する什器は店舗の雰囲気に合わせ、木を基調に統一するという

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 広島市西部の大型商業施設「LECT(レクト)」(広島市西区扇2)内の核テナント「広島T-SITE」イベントスペースで9月1日から6つの古書店を集めた古書イベント「古本交差店」が始まる。

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 出版社「本分社」(中区竹屋町)が主催する同イベント。同社ではこれまで、紙屋町シャレオやJR横川駅前のスーパーマーケット「フレスタ」近くでフレスタが展開するモール「カジル横川」1階フロアでも古書イベントを開いてきた。

 「広島T-SITE」での開催は古書イベントを知る蔦屋書店のスタッフからの提案で実現した。参加書店は、「あとひとり」「古本みつや」「岩書房」「大潮レコード」「スマイルブックス」「古書ひろしま文庫」。古本や雑貨、レコード、CDを扱う古書店6店舗がよりすぐった「昭和レトロ」な品物を、ワゴン6台分と約1万5000冊用意し販売する。

 「食」「暮らし」「親と子」の3つのライフスタイルを中心に蔦屋書店と28のテナントが出店する「広島T-SITE」について、本分社の財津正人社長は「版元別、著者別、50音別というこれまでの新刊書店型の並べ方に加えて、テーマや企画を重視した陳列になっており、目当ての本を求めて行くというよりは、偶然性を大切にした書店」と話す。

 「古本店はもともとそのような偶然性から成り立って来た。検索ではなく、探索する醍醐味(だいごみ)を新刊書店、古本店、双方で体感できる場所になればと期待している」とも。

 開催時間は10時~21時(最終日は20時まで)。今月15日まで。

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