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閉館後の広島城二の丸で夜間セミナー、城にまつわるテーマで開催

参加者は床や畳に座ってセミナーを受ける

参加者は床や畳に座ってセミナーを受ける

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 広島城二の丸で10月9日~11日の3日間、広島城に関連するセミナー「二の丸夜話」が開かれる。

御門橋から見た二の丸

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 毎年秋、城下町や広島城に関連するテーマを基に、切り口を変えながら講座を開催。会場には、閉館後の広島城二の丸を使う。広島城二の丸は本丸の南側にある「馬出」と呼ばれる施設。内側の郭(くるわ)の入り口を守る飛び出た小さな郭のことで、1989年から1994年にかけて表御門や御門橋、平櫓、多聞櫓、太鼓櫓、西側塀などを昔ながらの工法で江戸時代の姿に復元した。

 今回のテーマは「道」。広島藩で培われた「道」から茶道、香道、武道について実演を交えて紹介する。「上田宗箇と武家茶道」は、広島市未来都市創造財団文化財課の河村直明さん、香道は香道香流香指南の山崎香斎さん、広島藩の武道については、広島県立佐伯高等学校の森本邦生さんが、それぞれ講師を担当する。

 これまでは職員が講師を担当して開くセミナーがメーンだったが、昨年から外部講師を招き、今年は参加者が体験できるよう工夫。あんどんの明かりが照らす会場ではペンライトも用意する。「広島城に足を運ぶきっかけになれば」と担当者。幅広い層の参加を呼び掛ける。

 定員は各回20人。今年は今月1日から先着順に受け付けを始めたが、「早くも定員に達しそう」と担当者。1日だけの参加も可能。開催時間は18時30分~20時30分。参加無料。香道の講座は材料費として500円が必要。問い合わせは広島城(TEL 082-221-7512)まで。

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