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震災の「福興」をアートで応援-広島の有志が企画、東北出身者も参加

「まけてたまるか がんばろう日本!!」の文字を入れたキャラクター。表情は、踏ん張ろうと口を固く閉じている。

「まけてたまるか がんばろう日本!!」の文字を入れたキャラクター。表情は、踏ん張ろうと口を固く閉じている。

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 東日本大震災の「福興」をアートで応援しようとする展示即売会「withU」が9月22日、広島・立町の「ギャラリーヨコタ」(広島市中区立町)で始まった。

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 アート展は、震災発生後に広島県在住のイラストレーター大瀬戸裕一さんが中心となって企画。自粛ムードの広がりも感じたが、「元気を出さなければいけない」と開いた。参加者は山本知子さん、たかとうあいさんら6人。広島県で活動するメンバーだけでなく、SNSでの呼び掛けに応じた、東北出身者も2人参加する。

 作品は、イラストを中心に展示。「明るい色合いをメーンにそろえた」と大瀬戸さん。サイズは、はがきからB2までさまざまで、約30点を展示する。同展の開催を検討していた5月、被災地の様子を伝えるテレビ番組で大瀬戸さんは、復興を「福興」と記しているのを見かけた。前向きな印象を受けたという。会場には、「誰かと寄り添うようなイメージ」を持たせたタイトルに合わせ、親子をモチーフにしたイラストも用意した。

 参加者を募るにあたり、これまでグループ展を一緒にメンバーにも声を掛けたが、「(作品を)描ける気分じゃない」と返答もあった。イラストを描くことでの被災地支援を考えた大瀬戸さんは、イラスト投稿サイトに復興を応援するメッセージ性を持たせた投稿を行ってきたという。

 会場で販売する作品の売り上げは、会期終了後に「子どもたちへ届く形」で義援金としての提供を検討する。

 開催時間は10時~18時。(最終日は17時まで)。今月27日まで。

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