ジャムやワインの製造と直営小売チェーン店を展開するサンクゼール(長野県上水内郡)は11月18日、ゆめタウン広島内に「サンクゼール・ワイナリー」(広島市南区皆実町2、TEL 082-250-3950)をオープンした。中四国エリアへの出店は初。
ゆめタウン広島のクリスマス商戦に合わせて、「ヘブンリー・コンポート・ワッフル」跡にオープンした同店は、信州のジャムやパスタソース、ドレッシングなどをそろえる小売店。店舗は、これまでテーマカラーとしてきた赤や木目調から一新、白を基調に明るさを強調。シックな黒も取り入れるなど、ターゲットに合わせて今夏、カジュアルからシックに路線変更した。
店舗面積は約10坪。同社が展開する標準的な店舗(約20坪)に比べて半分の面積ながら、「商品ラインアップはほとんど変わらない」(同社取締役本部長の久世良太さん)という。
商品は、いちじくジャム(600円)、マンゴージャム(580円)や「黒ゴマ」「くるみ」「七穀」のバター(以上580円)、ブルーベリーコンポート(700円)など。「和風」「チリペッパー」「トマト」などのパスタソース(各590円)やグレープシードオイル(660円)、「カルパッチョソース」「梅シソ」「ユズみそ」「チーズ」ドレッシング(420円)など種類も豊富だ。「韓国万能だれ」(580円)も人気を集めるほか、「シードル」(1,800円)、「キャンベルロゼ2009」(1,600円)などのワイン、乳酸菌入りのリンゴ、ブドウなどのドリンク(320円)も扱う。
全商品の試食ができる同店。利用客は20代後半~40代の女性がメーンで、健康や美容に関心の高い女性客も多いという。客単価は1,300円~1,500円。
商品や什器などのハード面も自社で賄い、店舗は全て直営で運営してきた同社。急速な成長よりも、時間をかけて広島に店を浸透させていき、将来的に中四国エリアでの展開も視野に入れる。
営業時間は10時~22時。