広島の初冬の風物詩「胡子大祭」始まる-「ダマー映画祭」プレイベントも

胡子神社を中心に開催する広島の初冬の風物詩「胡子大祭」

胡子神社を中心に開催する広島の初冬の風物詩「胡子大祭」

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 広島三大祭の一つに数えられ、「えべっさん」の名称でも親しまれる「胡子大祭」が11月18日、胡子神社(広島市中区胡町)を中心に始まった。

露店に並ぶ熊手

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 胡子大祭は、同神社が1603年に鎮座してから400年以上途切れることなく続いてきた祭り。被爆直後の1945(昭和20)年11月20日には、バラックの社殿で祭典を行った。こまざらえの熊手を持って参拝する光景は、広島の初冬の風物詩にもなっている。

 神社の前には高さ1.5メートル、直径2.1メートルのたるを設置。熊手などを販売する露店も並ぶ。祭りは、「笑う」「ひろしま」「えびす顔」をキーワードに開催。中央通りでは、20日に「恵比寿舞」「八岐大蛇」の2演目を上演する夜神楽と和太鼓部に所属する広島の高校生による和太鼓の競演も披露する。

 19日にはアリスガーデンで、今月26日・27日に広島市内などで開催する「ダマー映画祭inヒロシマ」のプレイベントも実施。昨年受賞した作品の上映と水本諭さん、まなみのりささんによるライブを行い、会場ではワイン(500円)も販売する。

 今年は、周辺の百貨店「広島三越」「天満屋八丁堀」「福屋八丁堀」に宮司と福娘が出向き、開店と同時に同神社で祈とうした「招福小判」のプレゼントも初企画。初日には、5分ほどで配布が終了したという。今年の福娘には154人が応募し、3人が選ばれた。

 人出は3日間で30万人を見込む。胡子大祭は10時~22時をめどに開催。今月20日まで。

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