日本競輪選手会広島支部は12月、競輪選手が1着になったときに来場客に向けて投げ入れたり、広島競輪場（広島市南区宇品海岸3、TEL 082-254-5445)で販売するオリジナル商品を一新した。

種類が豊富なハート型チャリティーストラップ

　新しく登場したオリジナル商品は、飲食業の経営を行うダブルオー（西区井口台2）が販売するハート型のチャリティーストラップ（500円）とTシャツの2種類。ストラップは、表面に競輪のユニホームに使用される9色のカラーを乗せ、オフホワイトの裏面には「競輪場へ行こうよ」と英字で表記。「広島競輪場の場所に対する認知度が低い」と感じていることからPRも兼ねて「UJINA（宇品）」の文字も加えた。Tシャツ（1,000円）は「自転車を描いたシンプルなデザイン」に変更し、価格を抑えたという。

　オリジナル商品は、競輪場へ足を運ぶファン以外にも興味を持ってもらえるよう「普段も身に着けたり、持てるような控えめなデザインを心がけた」と支部長の安田光義さん。これまでもタオルやTシャツを企画販売してきたが、タオルがマンネリ化していると感じストラップに変更。「ストラップ（の売り上げの一部）はワクチンにもなることに共感した」という。オリジナル商品は半年を目安にデザインを変えている。

　広島競輪ではファンサービスの一環として、地元広島の選手が1着になった場合にはオリジナルグッズを5～10点ほど自費で購入して「投げ入れ」を実施。売り上げの一部は養護施設や災害支援に募金している。

　ハート型ストラップは、ダブルオーが展開する「Jカフェ」、系列のつけ麺店「ばくだん屋」でも取り扱う。