パンダやクマの立体型ケーキを取り扱う広島の食品卸・小売業「ファスレ」(広島市西区大芝1、TEL 0120-931-049)は11月中旬、クリスマス商戦に向け商品PRに力を入れ始めた。
同社が取り扱うのは、パンダやクマのシルエットが特徴的な立体型ケーキ。大きさは、幅約26センチ、奥行き約15センチ、高さ22センチと6~7人分のボリュームがある商品で、チョコチップ入りのチョコスポンジに生クリームなどでデコレーションしている。商品は、岡山県の老舗和菓子店「福井堂」(備前市)が製造しており、ファスレの宇野さんが食品の原材料販売で同社を訪れたことがきっかけで「パンダケーキ」に出会い、1年前に販売を開始したという。
福井堂がメディアなどで紹介されていたことから商品の知名度は高く、口コミや用意したフライヤーで1年間販売。同社では、同時期にカープ栗原選手からもらったバットを回すことで話題を集めた安佐動物公園(安佐北区安佐町)のツキノワグマ「クラウド」のオリジナルグッズの提案を行っており、提案に盛り込んだ「クラウドケーキ」は現在、オリジナルとして販売している。
昨年のクリスマスには福井堂で「数千個は売れた」(宇野さん)という商品のPRのため、宣伝用の小型車を用意、携帯電話向けホームページも立ち上げた。11月からは、クリスマス前後に配送を希望する予約も入っている。インパクトのある商品は、会社や店のオープン、誕生日など「祝い事」への需要が高く、花からケーキに贈り物がシフトしている傾向もあるという。
パンダケーキは、インターネットで販売を受け付ける。全国発送可能で、価格は7,980円(一部地域を除き、送料込み)。発送は入金確認後から5日以内。