![シナモン食堂を経営する椎葉さん夫婦。料理は椎葉さんが、スイーツはレイチェルさんがそれぞれ担当する。](https://images.keizai.biz/hiroshima_keizai/headline/1257420673_photo.jpg)
広島市中心部から少し離れた土橋に10月20日、夫婦で経営するカフェスタイルの喫茶店「シナモン食堂」(広島市中区土橋町、TEL 082-942-3424)がオープンした。
電車通りから1本内側に入り、平和記念公園からも徒歩圏内にある同店は、アイボリーとブルーの明るい2色を基調にした飲食店。経営するのは、広島の飲食店で約8年間働いてきた椎葉雅美さん(34)とレイチェル・ニコルソン(24)夫婦。2人で作業を分担し、約10坪の店内を切り盛りする。席数はカウンター=7席、テーブル=10席の計17席。
メニューは、昼と夜で大まかに構成しており、ランチタイムには数量限定の日替り定食(650円~)やサラダがセットになった「ふわとろオムライス」(900円)などのサービスメニューも用意する。ディナータイムは「カリカリベーコンのシーザーサラダ」(700円)、「牛タンとナスのミルフィーユ」(1,200円)や、食事とセットにすることでスープやサラダ、パンやライス、デザートが付く「コース気分」(680円)などを用意。このほか、枝豆(380円)やフライドポテト(480円)などのつまみもそろえる。同店では「喫茶店のように使ってほしい」(椎葉さん)と、ランチタイムとディナータイムの間にも「牛タンハヤシライス」(1,200円)や「スペアリブカレー」(900円)などのフードメニューを提供している。
スイーツは、チョコバナナパフェ(650円)、ロールケーキやパウンドケーキなどレイチェルさん手作りのケーキとドリンクがセットになったケーキセット(750円)、自家製ハニートースト(550円~)など。ドリンクは、佐賀県の地サイダー「スワンサイダー」(420円)や「黒糖コーラ」(420円)などのソフトドリンクに加え、生ビール(500円)や梅酒(420円)、カクテル(500円~)などアルコールを用意する。
来店客層は若いカップルから家族連れ、店舗周辺の高齢者と幅広く、オープン初日から満席が続く。オープンをPRしていなかったことから、驚きを隠せない「(オープンは)平日だったのに」と椎葉さん夫妻。店舗の改装を約10日間かけて自分たちの手で行ったことが、「結果としてPRにつながったのかも」とも。市内中心部に出店することで利用客が不特定多数になること懸念していた椎葉さん。「一人ひとりと近くなりたい」と少しエリアから離れた土橋に出店を決めたことから、「今後も、それぞれにとって使いやすい喫茶店でありたい」と話す。
客単価は、昼=800~900円、夜=2,000円~3,000円。営業時間は11時~24時。