広島初の本の総合的なブックフェスティバル「お好み本ひろしま2009」が11月7日・8日、広島市内のうらぶくろやカフェで開催される。
袋町を中心とした「うらぶくろ」では、東京の「不忍ブックストリート」で始まったフリーマーケット形式の古本市「一箱古本市」を実施。「商店街の活性化に結びつけたい」(イーセット財津正人社長=ブッククロッシング・ジャパン代表)と店舗の軒先を借りて行う本だけのフリマは、本を売りたい「店主」が持ち寄った古本を「店」とみなしたダンボールなどの箱に入れて販売する。通りでは1日50店を上限としており、参加者は既に1日に締め切っている。
フェアトレードカフェ「カフェ・パコ」(広島市中区大手町3、TEL 082-247-0643)では本について語り合うイベントを行う。古本に落書きやメモが挟まったまま残されている「痕跡本」に残された、元の持ち主と古本との「物語」を想像しながら本を読む「痕跡読書」の面白さをトークイベント形式で紹介。
そのほか、広島駅そばの純喫茶「パール」(南区松原町、TEL 082-263-2171)で行う湊かなえさんトークライブや、市内電車を貸し切って開く生音楽演奏やトークライブ、落語のイベントも企画する。
問い合わせは同実行委員会(TEL 082-822-4816)まで。