広島「水辺のオープンカフェ」にサラダバー、爆心地からの距離を店名に

サラダボックス(レギュラー)とスープ、自家製パン、ドリンクがセットになっている、サラダボックスセット(950円)。

サラダボックス(レギュラー)とスープ、自家製パン、ドリンクがセットになっている、サラダボックスセット(950円)。

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 爆心地からの距離、約「1,380メートル」を店名に取り込んだサラダバー「salad BAR1380」(広島市中区橋本町、TEL 082-222-5338)が1月22日、京橋川沿いの「水辺のオープンカフェ」にオープンした。

京橋川や電車通りが見える店内

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 「水辺のオープンカフェ」は、広島市が推進する「水の都ひろしま」事業の一環。市は、水辺における都市の楽しみ方の創出や水辺と市街地の一体化を目的に社会実験を始めており、京橋川周辺では2005年から実施している。オープンカフェはホテルJALシティやRCC文化センター、ムッシムパネンらの「地先利用型」と、より水辺に近い場所に店舗を構える「独立店舗型」に分けられ、同店はオイスター・コンクラーベ牡蠣亭やcafe REGALOと同じ独立店舗型にあたる。同店は、飲食やアパレル事業を行うコンプリート・サークル(八丁堀)が運営する。

 場所は、東洋観光(紙屋町1)が昨年10月まで運営していたスープ店「ピース・ポット」跡。店舗面積は約10坪。店内には自然木があり、壁は開放感ある全面ガラスとビニールで構成。席数は店内=20席、オープンテラス=18席。爆心地からの距離を店名に含んだ同店の店内には、戦前前後の京橋町の写真も展示している。

 NYスタイルのテークアウトを取り入れ、サラダを中心としたメニューをそろえる同店。メーンのサラダは、ベースをペンネ、玄米、ミックスビーンズの3種類から選び、9種類の野菜の上に「照り焼きチキンと温泉卵」「エビとアボカドのタルタル」「イタリアパルマ産の生ハム」「豚しゃぶと焼ナスのユズこしょうのマリネ」などショーケースにディスプレーされた12種類のトッピングの中から2種類をトッピングする。魚や肉を使ったトッピングもあり、「(2種類の取り合わせは)ピザのハーフアンドハーフのように合う」(同社スーパーバイザーの泉慶太さん)という。

 メニューは、サラダボックス(500円~)やパスタ、自家製パン、ペンネ、ピッツア、デザートほか。ランチタイムにはサラダボックスと自家製パンのセット(600円)や、スープ・ドリンクがセットになったメニュー用意。ランチタイム終了後は、「魚介類のサラダマリネ」(500円~)、「フォカッチャとセーグル」(300円~)、「ひき肉とナスのミートソースのスパゲティ」(650円~)、ケーキセット(600円)などをそろえ、ほとんどの料理にはレギュラーとラージの2サイズを用意する。

 ドリンクは、生ビール(500円)、ホットワインレモネードほかのホットカクテル(650円)、カシスやジンベースなどのカクテル(600円)、オレンジジュース(300円)、ブレンドコーヒー(350円)、オーストラリアやチリ産のワイン(ボトル1250円~)など。

 店内にはテークアウト用に袋やサラダを入れた容器のふたなどを用意したカウンターを設置し、客が自身で包装するシステムになっている。カウンターには、テークアウトを視野に入れた個別包装のドレッシングや無料トッピングのガーリックチップやベーコンピック、チーズ、クルトン、揚げジャガイモも置いている。

 ターゲット層には、周囲にオフィスが多いことからオフィスユーズを見込んでいたが、利用者層は幅広く、散歩途中に立ち寄る人も多いという。客単価は、昼=750円、夜=2,500円。イートインの利用が多いが、今後は会社単位のデリバリーを行うなどオフィスユーズを中心にテークアウトに力を入れる。

 営業時間は11時30分~22時30分(ランチタイム=11時30分~17時)。月曜定休。

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