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旧広島市民球場で物品オークション-市民ら200人が参加、終球式も

現在は入ることができない旧広島市民球場。ベンチや看板などオークションで販売する物品の取り外しは完了している。

現在は入ることができない旧広島市民球場。ベンチや看板などオークションで販売する物品の取り外しは完了している。

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 年内に解体が予定される旧広島市民球場(広島市中区基町)で10月24日、球場の物品をせり売りする「公開オークション」が開催される。

オークションで販売する物品

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 オークションは、旧広島市民球場の物品の有効活用を図るもので、同球場のグラウンド内で行う公開オークションとインターネット「Yahoo!官公庁オークション」を使って開催。参加者に購入金額を競わせ、最も高い額を提示した人を落札者とする売り払いの方法を択用。「せり売り」は、購入希望者が最後の1人になるまで、購入金額をせり上げることから呼ばれている。

 公開オークションでは、入口案内図や塁ベース、球場入口の半ボール型電灯、ボックス席、ダッグアウト ベンチ、注意看板など15品を1,000円から出品。オークションへは、事前に申し込みをした約200人が参加できる。

 このほか、旧市民球場に入場できる最後の機会となるため、申し込み不要で参加できるイベントも実施。旧市民球場クイズ大会やブルペンでの投球体験、ガイドをつけて最後のバックガイドツアー、同球場の土などを使ったオリジナルグッズ作りなど。同球場で販売していた「カープうどん」を再販する。イベントは抽選で10人が参加できる終球式で締めくくる。

 ゲストとして、広島東洋カープの高橋選手、永川選手、倉選手、嶋選手とスライリィーもイベントに参加。会場を盛り上げる。

 球場内の物品で、球場名を記した看板、写真パネルなどは公文書館で保存。グラウンドの芝生や土は学校などに配布する。記念グッズとして広島市植物公園(東区)で販売していたグラウンドの芝生は10月9日に完売。大型映像表示装置や電光式スコアボード設備などは、自治体などに有償譲渡する。

 開催時間は11時~16時。

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