52年の歴史に幕を閉じた旧広島市民球場が閉場-最終日にイベントも

8月31日の利用を最後に閉場する旧広島市民球場の外観

8月31日の利用を最後に閉場する旧広島市民球場の外観

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 昨年の3月に52年の歴史に幕を閉じた旧広島市民球場(広島市中区基町)が8月31日の利用を最後に閉場する。

カープOBオールスターゲームのスタンド

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 同球場は4月1日から「旧広島市民球場」の名称で、アマチュア野球を行う場所としての提供を開始。「広島市民球場」は、広島駅近辺に竣工した新球場「マツダZoom-Zoomスタジアム広島」(南区南蟹屋2)が引き継いだ。

 旧市民球場の利用は抽選で行っており、最終日の8月31日には、スポーツを媒介にした街の活性化を目的とするスポーツサークル「エントランス」が利用。カープOB会会長の長谷部稔さんと元球団職員の渡部英之さんによるバックヤードツアーやカープOBとの交流戦を行う。試合には、長谷部さんや安仁屋宗八さん、高橋里志さんらが参加を予定する。

 同サークルは、旧市民球場の一般抽選に応募し利用最終日に当選。「市民の力でできた球場なので、(わたし自身も)残してほしい」とサークルの代表を務める広島修道大学4年の橋本沙代子さん。「何かした方がいいのでは」とサークルでイベントを企画した。市は、8月19日に開いた市議会で旧市民球場の解体を説明したが、橋本さんは「形で残すのは難しいが思いを残したい」と話す。

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