広島・歓楽街の居酒屋がオフィス街へ移転-イメージ刷新目的に

座席間を広めに設けた居酒屋「獨樂」店内カウンター席

座席間を広めに設けた居酒屋「獨樂」店内カウンター席

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 広島の歓楽街・新天地で営業していた居酒屋「獨樂」(TEL 082-242-1909)が5月18日、広テレプラザ(広島市中区中町)1階に移転オープンした。

シカ肉を使った料理

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 同店は、セントラルゲートで8年間、海鮮のイメージが強い居酒屋として営業していたが、新鮮な魚をとることが難しくなるにつれ、「いい魚を提供できない」とイメージの刷新を目的に移転を決意。オーナーシェフの上木和彦さん自ら生産する米や野菜を中心に提供する店として再スタートを切った。

 移転前に比べ店は2倍ほどの広さとなり、30坪ほどの店内に40席を確保。カウンター、テーブル席のほかにも、要望も強かった個室も設けた。内装は「足腰が立たなくなるまで現場に立ちたい」と話す現場主義の上木さんの要望からシックにまとめ、「年数が経過すると古民家のように味が出るようにした」という。

 野菜を使った料理をメーンに提供していこうと、メニューに少しずつ変更を加えるほか、上木さんが狩ったシカやイノシシの肉も提供。市場で仕入れた素材によってメニューを考えることから、日によってメニューが異なる。大手チェーン店などの価格競争には勝てないことから、手作りで提供する料理やこだわった食材などで「丁寧な仕事」をアピールする。

 現在は、移転前からの常連客が6~7割を占めており、客層は20代後半~60代・70代と幅広い。客単価は移転前と変わらず約6,000円を見込む。

 営業時間は18時~24時。

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