マリオのフランスパン「明太フランス」販売好調-3カ月で2万本

販売店舗によって形状が異なる「明太フランス」「ガーリックバゲット」。写真は「マリオデザート富士見町店」。

販売店舗によって形状が異なる「明太フランス」「ガーリックバゲット」。写真は「マリオデザート富士見町店」。

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 レストランやカフェなどの飲食事業を手がけるサン・マリオ(広島市中区富士見町、TEL 082-246-4956)が昨年10月から発売しているフランスパン「明太フランス」が好調だ。

同社オリジナルのドレッシング

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 同商品は、福岡・ふくや(福岡市博多区)の明太子を表面と内側の2カ所に使用したもので、発売から3カ月で2万本の売り上げを記録した。これまでにない売れ行きに、開発に携わった同社の水野等さんは「異例の個数」と喜ぶ。

 同社では、明太子を使用したパンを7~8年前に何度か商品化をしたことのあるが、消費者になかなか定着しなかったこともあり、「本当においしいものを作りたい」と再発売を試みた。ベースとなるパン生地には、同社で使用しているバケットを従来よりも柔らかく改良した「フランスパン」を用いて、冷めた状態でも食べられることを意識。明太子は、表面には火を通したものを、内側は生の状態のもの2種類を使い分ける。1本の明太子使用量は約20グラム。

 明太フランスの販売と同時期には、同社が運営するレストランでの提供が定着している「ガーリックバケット」(180円)の販売も開始。明太フランスとの相乗効果や販売価格を低めに設定したことから、こちらも「好調」だという。明太フランスは「消費者に還元しよう」と1月から価格を280円から240円に引き下げて販売している。両商品の生産量はそれぞれ1日あたり約280本。

 広島市内を中心とした「マリオデザート」など15店舗で扱う。同社では、スイーツに加え食事を意識したバゲットやドレッシングの販売にも力を入れている。

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