広島・アンデルセン前で「バルーンアート」-女性客を中心に人気集める

腕や目、胴体などパーツごとに制作し、組み合わせたネコ

腕や目、胴体などパーツごとに制作し、組み合わせたネコ

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 休日の午後、広島・本通りの「アンデルセン」(広島市中区本通)前に設置された白いベンチに人が集まる姿が目に止まる。サークルの中心では、シルクハットをかぶった男性が、手早く花や動物、キャラクターを風船で作っており、通行客らが「バルーンアート」の作業風景に足を止める。

トレードマークは「シルクハット」

 「キュッキュッ」と音を立てながら、手慣れた様子でキャラクターや動物、花などを作るのは、風船で作ったシルクハットをかぶる甲斐健寛さん。約4年前に友人が行っていたバルーンアートに興味を持ち、趣味として制作を始めたという。

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 接着剤を使わずに風船をパズルのように組み合わせていく甲斐さん。ネコなどパーツが細かく分かれるものは、「組み合わせる瞬間が喜んでもらえる」と観客からの反応もいい。制作時間は約4~20分。風船を割らないコツは「自転車に乗れるようになることと同じで、慣れ」と作業を続けながら話す。

 甲斐さんが出没する本通りは人通りも多く、主婦や学生など通りがけに話しかけられることも少なくなく、中には母親の手を引く「小さな常連」の姿も。料金は200~500円で、金額設定は客に任せている。

 風船は「見てももらっても楽しい。でも作るのが一番楽しい」と甲斐さん。「自分を見て、バルーンアートに興味を持つきっかけになってもらえれば」と話す。バルーンアートは、日や風の当たらない涼しい場所で保管すると約1週間は形状を保ち、サイズの大きいものや特殊なのりを使用したものは「約1カ月は持つ」(同)とも。

 同所では、天気のいい土曜・日曜・祝日の昼前から18時過ぎごろまでパフォーマンスを行っている。