核廃絶を盛り込んだ「YES」キャンペーン-8・6以降の継続を目的に

会見中、立ち上がり絵を描きながら説明する「大将」の黒田さん

会見中、立ち上がり絵を描きながら説明する「大将」の黒田さん

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 「戦争に対する『NO』ではなく、大切なものへの『YES』のために」――音楽やアートを通じて、生きることや平和、戦争への問題提起とメッセージを込めた、「『YES』のためのメッセージ」企画が今夏、オリエンタルホテル広島(広島市中区田中町)で開催される。

制作中の「ヒロシマ・ナガサキ議定書」

 同企画は、イラストレーターの黒田征太郎さん、「核兵器のない未来にYES!」をコンセプトとした市民有志による「YESキャンペーン」、同ホテルがコラボしたもので、6月16日に同ホテルで記者会見が行われた。

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 企画には、「戦争に対する『NO』ではなく、生きること、大切なものへの『YES』をみんなで考えたい」と話す黒田さんを「大将」に、音楽プロデューサーの大木雄高さん、YESキャンペーン事務局「世話人」の渡部朋子さん、同ホテル全館リニューアルの設計にも携わったデザイナー・内田繁さん、同ホテル総支配人・荒木潤一さんがコアメンバーに名を連ねる。

 核兵器廃絶へのうねりを広島、長崎から起こそうとするYESキャンペーンでは、「核兵器廃絶」の1点で、より多くの人たちと「つながる」、2020年までの核兵器廃絶に向けた条約を盛り込んだ「ヒロシマ・ナガサキ議定書」の認知を「広げる」、「核兵器を使った唯一の国」を「唯一の被爆国」として「動かす」3点を行動指針に定めている。

 会見では、「本当のスーパーゴールは戦争のない世界。その道筋をなんとしても作りたい」と渡部さん。現在、ヒロシマ・ナガサキ議定書を分かりやすく説明した絵本を制作中で、7月末から500円程度で販売を始める予定。絵本の作画を担当した黒田さんは「(企画は)8月6日で終わることではない。そこから始めていかないといけないこともたくさんある」と継続の大切さを訴えた。

 同ホテルは、「命のこと、衣食住のことをみんなで考えよう」という反核、反戦を越えた黒田さんのメッセージに賛同。ホテル内のギャラリーで7月31日~9月9日、1,000点に上る作品を展示販売する写真展「PIKADON NO(×)YES展 ピカドンを越えて…」を開催する。