広島の編み物職人が巡回ニット展-実体験から生まれたアイデア作品展示も

キューピー人形が目出し帽をかぶった「ラーピー」(手前)とキーケースにもなる「目出し帽ストラップ」

キューピー人形が目出し帽をかぶった「ラーピー」(手前)とキーケースにもなる「目出し帽ストラップ」

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 「ドラ」の名前で親しまれる広島市在住の編み物職人、川西マミさんの巡回ニット展「KNITHOLIC’08」が10月8日、ゆめタウン広島3階の手芸店「トーカイ」(広島市南区皆実町2、TEL 082-252-8375)で始まった。

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 手芸店の一角に設けられたスペースには、ベレー帽(6,300円)、靴下型ペンホルダー(2,310円~)、キーケース(3,570円)など毛糸を中心に制作された作品約65点をディスプレーする。

 キューピー人形が目出し帽をかぶった「ラーピー」(1,890円)やキーケースにもなる「目出し帽ストラップ」(1,995円)は男性からも人気が高いという。目出し帽ストラップには、まゆ毛がついているレアなストラップを混ぜるなど遊び的な要素も盛り込み、冬のイメージが強い毛糸だけではなく、季節感を問わずに使える綿の作品も制作している。

 「作品には、実用性とかわいらしさと面白さを合わせたという川西さん。傘を取り間違えられたことから生まれた「傘のハンドルカバー」(1,890円)やヘッドホンの線を巻くことのできるマスコット付きキーホルダーなど実体験や会話の中から生まれてきたアイデアを作品に生かしている。編んでいる最中は「ランナーズハイ」のような状態になるという川西さん。「その瞬間や感じは何物にも変えがたい」と編み物の魅力を話す。

 5回目となる同展は、ギャラリーなどを貸し切り1カ所で開いていた従来の展示会スタイルを変え、2店舗で異なる展示テーマによる2部構成で行う巡回展。同店でのテーマは「モコモコ」。もう1カ所の会場は、家具と作家小物を取り扱う「LIME」(10月15日~20日、的場町1、TEL 082-264-6540)では、「ピコピコ」をテーマにビーズやベビー、ブライダル作品を中心に展示する。

 開催時間は9時30分~22時。川西さんの在店時間は11時~20時。今月13日まで。

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