
広島県竹原市の竹原港から大崎上島を結ぶ定期航路を活用した「SUN瀬戸クルーズ(サンせとクルーズ)」が5月1日から始まった。
山陽商船が運航する定期便を利用し、乗船したまま往復するスタイル。竹原港から大崎上島までの片道約30分の航路を、下船せずにそのまま引き返すことで、約1時間の船旅を楽しむことができる。
クルーズは、たけはら海の駅、前川酒店が企画した。塩で栄えた歴史がある街並み保存地区を巡った後は、「瀬戸内海の多島美を楽しんでもらいたい」と前川酒店スタッフの山田時生さん。「竹原港から見た瀬戸内海は、『手付かずの瀬戸内海』が残っているように思う」と話す。竹原で観光周遊してもらい、滞在時間の延長と観光消費額の増加につなげたいという。
料金は、大人1,000円、子供500円。竹原港の駐車場が2時間無料にするほか、レモンスカッシュフロートを進呈する。出発時刻は9時から19時10分まで。チケットは「道の駅たけはら」「たけはら海の駅」で販売する。運行は2026年3月末まで。
同じ航路では、「のっとこクルーズ」(山陽商船)も引き続き、竹原港・大崎上島から発着している。