呉市で日本酒「千福」を醸造する三宅本店(呉市本通7)が3月、蒸留所「SETOUCHI DISTILLERY(セトウチ ディスティラリィ)」を開設した。
日本酒を中心に焼酎、リキュールなどの酒類を製造する同社。洋酒の製造を始めることで、瀬戸内に構える総合酒類メーカーとして地元の魅力を世界に発信したいと考えたほか、新型コロナウイルス感染拡大に伴うコロナ禍への危機感から蒸留酒市場への参入を決めた。
敷地内に設けた蒸留所の延床面積は935平方メートル。「瀬戸内の豊かな魅力を世界へ」をコンセプトに据え、ウイスキーやジンを製造する。
ジンは4月20日から、業務用を先行販売する。ウイスキーの発売は2024年を予定する。