JR新井口駅近くで大規模改装工事中の商業施設「アルパーク 西棟」(広島市西区井口明神1)が4月22日、リニューアルオープンする。
建物は鉄筋コンクリート造りで、地上6階、地下2階建て。お目見えするテナントは、世界最大級の「無印良品」や地元スーパー「フレスタ」、中国地方初のアウトドアショップ「Alpen Outdoors(アルペンアウトドアーズ)」など19店。フレスタ、子ども用品専門店「西松屋」、100円ショップ「ダイソー」、ルームウエア販売の「チュチュアンナグランデ」は、いずれも県内最大規模で出店する。
「無印良品」は東棟から増床し、西棟1階・2階フロアに移転オープンする。売り場面積は約1870坪。運営する良品計画(東京都豊島区)によると、世界32の国や地域で展開する約1000店の中で最も大きい売り場面積という。品ぞろえは国内最大級。同社では、無印良品の基本的な商品とサービスを提供する大型店「生活全部店」に位置付ける。
「生活全部店」は、「無印良品 東京有明」に続く2店目。食品は冷凍食品をフルラインアップして強化するほか、シャンプーやコンディショナー、ボディーソープ、ハンドソープは量り売りし、必要な量を持参した詰め替え容器で購入できる。
西日本エリアで初導入するサービスもある。日替わりで看護師、理学療法士、保健師、管理栄養士が常駐し、健康相談に応じる「まちの保健室」。調剤薬局も併設し、医薬品や一般用医薬品はクオールホールディングス(東京都港区)が販売する。
西棟はアルパークの核テナントとして施設開業から営業してきた百貨店「天満屋 広島アルパーク店」が2020年1月に売上低迷などの理由で閉店して以降、全面閉館となっていた。東棟、西棟の大規模改装は2021年4月、所有する大和ハウス工業(大阪市北区)が発表。東棟は2021年11月に11店がオープンしており、全面改装の完成は2023年春を予定する。
営業時間は10時~20時(飲食テナントは8時~23時)。