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広経・年間PV1位は「アルパーク」全面改装 コロナ禍の飲食店、アウトドアに注目

2023年に全面改装する「アルパーク」東棟、西棟(写真右)

2023年に全面改装する「アルパーク」東棟、西棟(写真右)

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 広島経済新聞の2021年PV(ページビュー)ランキング1位は、西区商工センター内の商業施設「アルパーク」の大規模リニューアルを伝える記事だった。

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 ランキングは今年1月1日から12月10日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。

1. 広島の商業施設「アルパーク」が大規模改装へ 2023年春に全面リニューアル(4/12)

2. 広島に「うんこミュージアム」 「うんこ」がテーマのアミューズメント空間(6/22)

3. 広島・JR新井口駅そばにベーカリー 岸本拓也さんプロデュース県内5店目(9/24)

4. 広島に1人焼き肉専門店 コロナ禍で新業態、1人前690円から(9/29)

5. 広島に北海道のアンテナショップ スイーツや食品など600点以上、総菜販売も(7/2)

6. 「ジ アウトレット広島」増床棟がオープン 13店が中四国初登場、26店が出店へ(11/19)

7. 広島の商業施設「アルパーク」東棟に11店開業 専門店集めた食品コーナーも(12/6)

8. 広島・尾道にグランピング施設 瀬戸内海の「生口島」に開業(7/9)

9. 広島のふりかけ「ゆかり」に新商品 広島菜使った「ひろし」登場(1/22)

10. 広島・流川通りに「すしざんまいS」 すしざんまいの新業態が地方初出店(1/8)

 アルパーク(広島市西区草津新町2)は、三井不動産が流通団地「商工センター」内のJR山陽本線・新井口駅そばへ1990(平成2)年に開業した複合商業施設。専門店を集めた「東棟」、天満屋(岡山市北区)が開業に合わせて出店したアルパークの核テナント「天満屋広島アルパーク店」が入る「西棟」で構成する。2009(平成21)年4月には、映画館や書店、スポーツショップが入る「北棟」も加わり、3棟で営業するが2020年1月、「天満屋広島アルパーク店」(西棟)が売上低迷などの理由で閉店した。

 大規模改装は2019年5月に西棟、東棟を取得した大和ハウス工業が今年4月に発表した。開業から30年が経過し、老朽化した設備や内装の更新を行う。東棟は12月3日に衣料品店や飲食店など、11店がオープンした。西棟には、広島県を中心にスーパーマーケットを運営するフレスタ(安佐南区緑井5)が、「天満屋広島アルパーク店」の食品売り場があった西棟1階フロアへ2022年春に出店する。全面改装は2023年春に終える予定。

 ランキング3位にもアルパーク周辺のテークアウト専門のベーカリー「自分を誉(ほ)めよう」(草津新町2)がランクインした。高級食パン店を数多くプロデュースしてきたジャパンベーカリーマーケティング社長の岸本拓也さんがプロデュースを手掛け、総菜パンを1個100円から販売する。

 コロナ禍での飲食店の在り方を見据えた新業態店も注目を集めた。飲食業の八家(福山市沖野上町5)は、運営する居酒屋が新型コロナウイルスの影響で売上減となり、1人焼き肉専門店を立町に出店した。世界中から厳選した本マグロをリーズナブルな価格で提供する「すしざんまい」は、地方1号店となる低価格のすし専門店「すしざんまいS」を広島三越そばに出店。職人がすしを握るが、低価格で提供する。

 遊休地を活用し、自然の中でアウトドアリゾートを楽しむグランピング施設も県内に相次いで開業した。瀬戸内海に面した生口島(尾道市瀬戸田町)、大崎下島(呉市豊町)には尾道、呉市で初となるドーム型グランピング施設が登場。富山県の黒部ダム(186メートル)に次いで、国内で2番目の堤高を誇るアーチ式のコンクリートダム「温井ダム」(156メートル、山県郡安芸太田町)そばにも10月、犬と滞在できるグランピング施設がオープンした。生口島に隣接する「高根島」にも来年、グランピング施設が開業を予定する。

 2022年は、「ヒルトン広島」(中区富士見町)が開業するほか、広島駅南口に隣接する「広島東郵便局」(南区松原町)敷地内に地上20階建てビルが完成。広島駅北口近くに構えるJR西日本広島支社の旧社屋跡地(東区二葉の里)の一部にはフットサルコートが誕生する。

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