広島のふりかけメーカー「三島食品」(広島市中区南吉島2)が2月1日、かつお節を使った新たなふりかけ「かつお」を発売した。
赤しそふりかけ「ゆかり」をはじめとする「かおり」「あかり」の「ふりかけ三姉妹」や、大ぶりにカットした梅の食感が楽しめる「うめこ」、広島菜を使った「ひろし」などのヒット商品がある同社。
新商品は、より良いかつお節を仕入れ、うま味を保つために必要な時に必要な量だけを自社工場で削っている素材へのこだわりをアピールし、商品構成の幅を広げていこうと発売した。
主原料のかつお節は、カビ付け、乾燥を3回繰り返して、香りが高くまろやかな味に仕上げた「本枯節(ほんかれぶし)」を使う。カビ付けをすることで、余分な水分を吸い取り、うま味成分が濃縮されるという。約3カ月をかけて鹿児島県枕崎で加工した。本枯節の特性に合わせ、他の節よりも厚く削り、蒸し時間も変え、「サクッとフワッとした食感」に仕上げた。
ふりかけ三姉妹との関係性は、「うめこ」「ひろし」と同様に、公式設定はない。同社広報担当者は「皆さまで想像して楽しんでもらえれば」と話す。
内容量は10グラム。メーカー希望小売価格は130円。