広島の百貨店「福屋」(広島市中区胡町)で10月1日、宅配サービス「ENEOS(エネオス)買物代行」が始まった。
「ENEOS買物代行」は、燃料油販売大手のENEOSが今年3月から、全国に先駆けて広島市で実証実験を始めたサービス。注文は、ホームページか電話から行い、注文内容を基にスタッフが商品を代行購入し、自宅まで届ける。商品は対面で引き渡し、決済を行う。
ほかの宅配サービスと異なり、店頭の一部を除く、ほぼ全ての商品を注文できるほか、商品の産地、価格帯、メーカーなどの指定や注文当日の配送にも対応する。充実した商品ラインアップと細やかなサービスが特長。
福屋は、コロナ禍でニーズが高まる巣ごもり消費に着目し、ENEOS買物代行サービスと期間限定で提携した。対象店は、「八丁堀本店」「広島駅前店」の2店舗。地階食料品フロアで取り扱う「ほぼ全て」の商品を自宅にいながら注文できる。対象地域は、広島市中区、西区・東区・南区の一部地域。受付時間は平日10時~18時。手数料は、490円と商品代の10パーセント。
実施期間は2022年3月31日までを予定する。