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広島の蔵元が日本酒と酒米の苦境を伝えるチラシ 「おおごとなんよ!」

広島県の酒蔵有志が制作した広島県の日本酒や酒米の苦境を伝えるチラシ

広島県の酒蔵有志が制作した広島県の日本酒や酒米の苦境を伝えるチラシ

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 新型コロナウイルスや豪雨の影響を受けた広島県の日本酒や酒米の苦境を伝えるチラシの配布が8月31日から、広島県内で始まった。

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 チラシは広島県内の酒蔵有志が制作した。赤い下地に白抜き文字で「おおごとなんよ!」と記し、コロナ禍での日本酒需要の減少や悪天候による酒米生産地への打撃を伝えている。取り組みは、8月31日から広島県酒造組合(広島市中区鉄砲町)が一本化して取りまとめ、組合員である広島県内の酒蔵46蔵を通して、酒販店や小売店などへチラシを配布する。

 同組合によると、コロナ禍で飲食店でのアルコール提供自粛に関連して、出荷量は例年に比べて2割減少した。「加工米などの安価な原料よりも、高い『酒造好適米』を使った日本酒の売れ行きはもっと落ちている」とも。

 納入業者の酒販店や製造者である蔵元、原料となる米を作る農家、そのほかの関連業者にも大きな影響が出ている。庄原市比和町、安芸高田市高宮町、三次市などで酒米を生産する農家も8月の豪雨で被害を受けた。酒米生産地の一つ、安芸高田市の酒蔵「向原酒造」(安芸高田市向原町坂)は9月1日、ツイッターにチラシの画像を投稿した。「晩酌、贈答品、料理酒、日本酒風呂、化粧水、簡易湿布…どのようなキッカケやご利用方法でも差し支えありません。」(原文ママ)と添え、協力を求めた。同組合では、「サプライチェーンは全て繋がっています。酒造りの灯(ひ)を消さぬよう、どうかどうか広島酒を飲んで応援して下さったらうれしいです」(同)と呼び掛ける。

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