韓国家庭料理店「オンドルバン並木店」(広島市中区中町、TEL 082-881-5110)が4月、並木通り近くにオープンした。
同店は、韓国の家庭料理を中心とした飲食店。今年で開業13年を迎えた姉妹店・中の棚店と同様に相席スタイルをとっている。店舗面積は約25坪で、スタイリッシュな店内は1階と2階に分かれ、席数は1階=12席、2階は=座敷を含む28席の計40席。
メーンメニューは、もちもちした食感の「イカチヂミ」(850円)。韓国の春雨とナムルをごま油で炒め、家庭料理の代表とも言われている「チャプェ」(800円)。味つきの豚を焼き、チシャで巻いて食べる「サンギョプサル」(2人前=1,200円)。ラーメンとトッポギを合わせた石鍋「ラ~ポッキ」(2人前=1,500円)ほか。
ドリンクメニューは、韓国の果実を使用した「ザクロジュース」・ゆず茶(各400円)、「チャミスルジンロ」(1本=1,000円)、「イドンマッコルリ」(1ショット450円)、ベースがブドウの味の「セセッシ ワインマッコルリ」(500円)、「石榴酒」(500円)など。
「韓国で実際に食べられているものや飲まれているものを集めた」と店長のぺクナさん。韓国から食材を輸入し、化学調味料は一切使用せずに店で手作りするこだわりをみせる。
店内では、珍しい韓国の伝統民族楽器(カヤグム、チャンゴ、へグム)の生演奏会「晩さんの調べ」を月に2度行っている。2階フロアで、予約した先着24人までが約2時間食事をしながら演奏を楽しむ。韓国の民謡や伝統音楽、日本のドラマやアニメの曲など6曲を演奏。コンサート以外で韓国の伝統芸能に生で触れる機会がないとはじめた演奏会は、好評で早くから予約が埋まるという。
客単価は2,000円で、オープン以来、若い女性からビジネスマンまで幅広い年齢層が利用している。事前告知はせず、口コミで利用客を増やす同店。相席同士で話をする中で、韓国が好きな韓流グループができることもあるという。
営業時間は17時30分~23時。第3月曜定休。