9人のアーティストによる合同展示会「Bed Wetting Arts」が5月28日より、ガレリア・レイノ(広島市中区大手町3、TEL 082-245-2305)で開催されている。
展示会名の「Bed Wetting Arts」は英語でおねしょを意味する。おねしょがアートかどうかは分からないが、描く行為に違いはないという思いから付けたという。「子どもが描くような慣性で自由にと思ったが、幅広いのでおねしょに絞った」とメンバーの本田真輝子さん。
会場に入ると、aiponさんと高橋由季さんが先月のひろしまフラワーフェスティバルで、ブルーシートに行ったライブペインティングが目に入る。会場では、色味の強い作品やタッチのやわらかい作品など52作品を展示。どの作品もサイズや手法、画材、雰囲気もバラバラでそれぞれの個性が光る。とういちさんの繊細な鉛筆画は思わず作品に顔が近づく人も。
「描くことが好き」という共通の思いの下に集まった9人のアーティストは、社会人から学生までさまざま。ライブペインティングをしていた人や初めて個展を開く人など経歴も異なる。落ち着いた雰囲気の会場はゆったりとした音楽が流れ、作品をじっくり見られるように控えめに照明を当てている。「音と絵と光で楽しんでもらい」と本田さん。「将来的に展示会のテーマに合わせた香りも取り入れられれば」とも。
自身もアーティストで、広島の若手アーティスト育成・支援の目的で同展を企画したアームス(八丁堀)の本田俊司社長は、今後も定期的に展示会を行いたいと意欲をみせる。6月1日には、会場でライブペインティングを行う予定。
開催時間は10時~18時(最終日は17時まで)。6月3日まで。