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広島の老舗百貨店がモザイクアート 昭和の屋上をカラー写真に

モザイクアートの土台に使う昭和30年代に撮影された福屋八丁堀本店の屋上写真

モザイクアートの土台に使う昭和30年代に撮影された福屋八丁堀本店の屋上写真

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 広島・八丁堀の老舗百貨店「福屋」(広島市中区胡町)が現在、屋上のパブリックガーデン「八丁堀SORALA(ソララ)」で撮影した写真を募集している。

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 パブリックガーデンは、遊具や大型イベントをはじめ、憩いのスペースとして親しまれてきた屋上に新たな魅力と存在価値を見いだそうと創業85周年を記念して、2016(平成28)年に本館9階屋上に新設した。

 これまで、屋上や百貨店をテーマにしたアートプロジェクトに取り組み、月2回ペースでイベントを開催してきた。同店では「これからも屋上から広島の街中のにぎわいを皆さんと共に作っていきたい」との思いから、リニューアル後の屋上で撮影した写真を募集。集まった約4000枚の写真を使い、モザイクアートを作る。

 モザイクアートの土台には、昭和30年代に撮影された屋上のモノクロ写真を使う。「約60年前の屋上写真だが、時代は変わっても、屋上には思い出があふれている」とモノクロ写真のカラー化を企画。制作には、AI技術と当時を知る人の記憶をヒントに、写真に色を付ける「記憶の解凍」プロジェクトに参加する大学生の庭田杏珠さんが協力。写真のほか、遊園地があった当日の屋上を知る人からの声を募集する。応募は、「八丁堀SORALA」ホームページ、インスタグラム、ツイッターで受け付ける。

 募集は5月31日まで。完成したモザイクアートは、7月29日から屋上スペースで展示するほか、「八丁堀SORALA」ホームページで公開する。

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