呉市安浦町出身で洋画家の南薫造が風景画を描いた瀬戸内とゆかりの地を巡るマップ「南薫造と旅する瀬戸内の美」の配布が4月、JR広島駅2階新幹線口そばの「広島駅総合案内所」などで始まった。
今月20日から広島県立美術館(広島市中区上幟町)で始まった南薫造の特別展に合わせて、呉とゆかりのある呉近隣地域にある3つの観光協会が協力して製作した。
南薫造が風景画を描いた呉、安浦町、倉橋町、下蒲刈島、蒲刈島、安芸津町風早の作品画像と現在の風景写真を対比できる構図で、広島県立美術館が監修。現地に足を運べるよう拡大図も添える。呉観光協会の担当者は「取り組みをきっかけに南薫造を軸にした、新たな観光コンテンツの一つになれば」と話す。
配布場所は、広島バスセンター総合案内所、紙屋町シャレオ、JR呉駅の観光案内コーナー、くれ観光情報プラザなど。配布は1万部を予定する。このほか、呉観光協会のホームページからダウンロードできる。