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広島の「宮島水中花火大会」が中止に 安全対策の限界、半世紀の歴史に幕

宮島で毎年8月に実施される「宮島水中花火大会」の様子。安全対策が困難で2019年の開催が最後となった

宮島で毎年8月に実施される「宮島水中花火大会」の様子。安全対策が困難で2019年の開催が最後となった

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 広島・宮島で毎年8月に実施される「宮島水中花火大会」の打ち切りが4月14日、決まった。

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 宮島水中花火大会は、1973(昭和48年)に宮島町の夏祭りとして始まった。現在では、水中花火を中心とした花火大会に発展し、水中花火約150発、尺玉約100発を含む、約5000発を打ち上げ、世界遺産・厳島神社の社殿を幻想的に浮かび上がらせる。来場者は、島内で約5万人、対岸の大野地区など、島外では約25万人を数え、周辺海域には500隻を超える観覧船舶が集まる。

 人が密集することでリスクが高まる雑踏事故や海上では観覧船がカキいかだに乗り上げる危険があり、宮島水中花火実行委員会は「安心・安全の確保に毎年のように苦慮している」とコメント。新型コロナウイルス対策で呼び掛けられる3密回避も難しく、混雑状況や事故を懸念するさまざまな指摘もあり、「安全対策の限界」とも。苦渋の決断だが、これ以上の継続は難しいと判断し、花火大会の継続を断念した。

 2020年の花火大会は、新型コロナの影響で延期になっている「東京オリンピック・パラリンピック」開催に合わせて、広島県警、広島海上保安部、警備会社などが競技会場や周辺地域に派遣されるため、安全確保が困難と2019年に中止を決めている。2018(平成30)年は、「平成30年7月豪雨」の影響で中止しており、2019年の第47回花火大会が最後となった。

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