世界最大級の交通プラットフォーム「DiDi(ディディ)」の基盤を生かしたフードデリバリー事業「DiDiフード」のサービス提供が3月24日、広島県内で始まった。
国内でのサービス提供は、大阪、福岡、兵庫に次いで4エリア目。広島での導入について、「中四国最大の都市で食通が多く、飲食店のレベルが高い」とDiDiフードジャパン営業本部長の井上貴之さん。同社は来年度中に47都道府県へのサービス展開を目指しており、「フードデリバリー市場が激化する広島で指示されれば、全国展開への弾みになる」とチャレンジを明かした。今年4月以降にも、京都や熊本、名古屋でのサービス開始を予定する。
対象エリアは、広島市、福山市、東広島市、廿日市市、府中町。山間部や離島などの一部エリアを除き、同時スタートした。飲食店は400店以上でナショナルチェーン店や地元店など幅広い。配達料は、50~450円。ダイナミックプライシングを採用し、距離に応じて変動する。平均配達時間は約28分。飲食店を中心に半径約3キロ圏内に届ける。
広島でお好み焼き店「みっちゃん総本店」を運営するISE広島育ち(広島市佐伯区石内北5)の小林直哉社長はすでに、すでに複数のフードデリバリーを利用するが、対象エリアの広さに魅力を感じてDiDiフードの利用を決めたという。新型コロナウイルスの影響により、デリバリーニーズが上昇する中で、「飲食店が客との接点が希薄になる懸念がある」と小林社長。「温かい料理を届ける宅配の早さ、配達員のホスピタリティに期待したい」とも。
今後は、飲食店1000店の加盟を目指すほか、呉市や尾道市へのサービス拡大も検討する。