広島中央通り(広島市中区堀川町)に3月2日、腰かけ付きのフワラーポットが新設された。
フワラーポットは、円すい型の計上で、中央部分(約45センチ)に花を植え、周囲に花びらをイメージした腰掛(高さ約65センチ)を3つ取り付けた。腰掛の耐荷重は、1つ80キロまで。約300メートルの商店街の歩道脇に13基並べ、花は広島中央通り商店街組合の役員が年4回の植え替えを予定する。
商店街の周辺には八丁堀の百貨店や家電量販店などがあり、交差点やバス停の利用者が多い。組合では、これまでもベンチの設置を考えてきたが、「とうかさん」「えびすこう」の際に撤去できるように移動式であることなどの条件が多く、実現が難しかったという。
その中で、組合が「憩い、潤いのある花と緑の街」を目標に掲げ、定期的に花の植え替えを行う中で、フラワーポットを活用し、少し荷物を置いたり、休憩するための腰掛けを付けた。担当者は、「ちょっと腰かけてほっこり、花を見てにっこりしてもらいたい」と話す。
来年以降は様子を見ながら20基まで増設を検討する。