新型コロナウイルス感染拡大を受け3月6日から、広島空港(三原市本郷町)発着の東京・羽田便が一部減便する。
日本航空(以下、JAL)と全日本(以下、ANA)が4日、発表した。新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けて、全国的にスポーツや文化イベントが中止・延期されており、航空需要も減少するなど、環境変化への対応策として今月12日まで行う。
JAL広島支店によると、広島15時35分発~羽田16時55分着(JL260便)、羽田13時20分発~広島14時50分着(JAL261便)を減便する。すでに同便の搭乗券を購入している客には、払い戻しや同一路線便変更を手数料無料で対応する。同社では現在、東京・羽田のほか大阪・伊丹、仙台、福岡など、国内29路線の空港発着便352便の減便を決めている。
ANAは、国内9路線の計206便を減便する。広島空港では、羽田7時発~広島8時30分着(ANA 671便)、羽田18時25分発~広島19時55分着(ANA 685便)、広島9時25分発~羽田10時45分着(ANA 674便)、広島20時35分発~羽田21時55分着(ANA 688便)の4便の運航を中止する。
減便対象期間は3月6日~3月12日(8日は広島空港発着のJAL便除く)。
このほか、広島空港発着の国際線でも欠航が増えている。北京・大連、上海、台北は3月1日から28日まで(上海は6月30日まで)、シンガポールは3月29日~6月30日まで、一部欠航する。ソウル行きは現在全面運休(再開日未定)。