広島・横川の映画館「横川シネマ」近くで昼のみ営業するラーメン店「稟麺(りんめん)」(広島市西区横川3)がオープンして3カ月がたった。
店舗は、営業前の飲食店「カレー&バー外国」を使い、広島の製麺所「うすい中華」で働いていた安部宏さん(43)が、2019年11月から昼のみラーメン店として営業する。経営は「カレー&バー外国」。
メニューは、広島では珍しいという「富山ブラック」をベースにアレンジした「横川ニューブラック」と、広島風つけ麺をラーメン風にアレンジした「赤いラーメン」の2種類。価格はいずれも1杯650円。横川駅にも近いことから、周辺で働く30~50代のビジネスパーソンの利用を想定し、ライスを無料でサービスする。席数はカウンター7席。
昼間営業を始めた理由について、「ラーメン店を新規オープンするにはリスクが高く、またラーメン店を運営する経験値が少ないので既存の店舗の空き時間を利用して小リスクの昼営業を考えた」と安部さん。「ラーメン店の場合、場所にもよるが、短い時間で集中的に集客できる」とも。
営業する場所を横川に選んだのは、「この街は元気というか新しくチャレンジする気風がある。そこで自分もチャレンジしたい」と話す。安部さんは「営業スタイルが少しずつ浸透していくと独立開業のハードルも下がる。軌道に乗せ、40過ぎても挑戦できると知ってもらえたら」と意欲を見せる。
営業時間は11時30分~14時30分(売り切れ次第終了)。フェイスブックページでも知らせる。