広島銘菓もみじまんじゅうの自動販売機が今年10月から、アストラムラインや広島空港に登場している。
自動販売機を設置したのは、もみじまんじゅう製造販売の紅葉堂(廿日市市宮島町)。もみじまんじゅうを地元の人にも食べてもらい、小腹を満たしてもらえたらとの思いから、今年2月に宮島島内の旅館や商店街で半年間の試験運用を始め、10月から広島市内への設置を強化した。
機械は飲料用の自動販売機を改良した。1台で8種類のもみじまんじゅうを箱に入れ、冷蔵状態で販売する。味は、つぶあん、こしあん、クリーム、レアチーズ、チョコレート、チーズ、抹茶、瀬戸内レモン。竹内基浩社長は「もみじまんじゅうのカステラ生地に油脂をほとんど使っていないので生地がしっとりしている。洋風の中身もあり、冷たいもみじまんじゅうの味わいを楽しんでほしい」と話す。
1箱2個入りと3個入りの2種類を用意し、3個入りは味の異なる3種類の詰め合わせにした。販売価格は、2個入り=220円、3個入り=330円。2個入りは自動販売機限定で、賞味期限は一番近いものを自動販売機に表示する。
設置場所は、アストラムライン県庁前駅=2台、本通り駅、中筋駅、安東駅=各1台、宮島島内=3台、広島空港=2台。今月中に廿日市大野の温泉施設、宮島フェリー乗り場近く、広島市内のビジネスホテルにも計3台を設置する。
今年9月に設置したアストラムライン中筋駅、安東駅は学生の利用も好調で、市中心部の本通り駅や県庁駅では、仕事帰りに購入するビジネスマンの姿も見られるという。県外からの問い合わせもあるが、今後は2020年までに広島市内を中心に30台の設置を目指す。