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広島に元カープの故・津田恒美さん記念館 マツダスタジアムそばにオープン

記念館でスタッフとして働く、故・津田恒美さんの息子の大毅さん

記念館でスタッフとして働く、故・津田恒美さんの息子の大毅さん

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 MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島(マツダスタジアム)近くにあるカープロードに5月、「津田恒美記念館」(広島市南区荒神町、TEL 082-258-1415)がオープンした。

「津田恒美記念館」が入るビル外観

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 「炎のストッパー」と呼ばれ、広島東洋カープで活躍した津田恒美さんは1993(平成5)年に脳腫瘍のため32歳の若さで死去した元カープの投手。息子の大毅さんは、偉大な父の功績と想いを世に残したいと2017年6月、「津田恒美記念館プロジェクト推進部」代表としてクラウドファンディングで支援者を呼び掛けを開始し、約2カ月で目標金額400万円に対して、2,627万5,000円が集まった。

 記念館はスポーツバー「Carp Load Cafe Stadium(カープロードカフェスタジアム)」2階に設けた。山口県周南市にある津田さんの実家での開設も考えたが、交通アクセスや維持費、人件費の問題から、活躍した広島を選んだという。運営はスポーツファンベース。大毅さんも同店のスタッフとして接客に当たる。

 店舗面積は約12坪。津田さんの実家で大切に保管されてきたグローブやシューズ、写真など約100点をショーケースに入れて展示する。大毅さんによると、今でもアイテム数は増えており、全て飾り切れていないという。フロアには計40席のカフェも併設し、ドリンクや軽食も提供する。

 来館者は平日約30人。カープのホームゲーム日には10倍の約300人が訪れるという。このうち50~60代が6~7割を占め、成長した大毅さんを見て涙ぐむ人の姿もある。「父が亡くなった年齢に近いこともあり、父の面影があるとよく言われる」と大毅さん。「タイミングが合えば、写真撮影にも応じる」とも。

 開館時間は10時~17時(カープホームゲーム日=試合終了後1時間、ホームゲームがない土曜・日曜・祝日=20時)。入館料は、大人=500円、高校生・大学生・専門学生=400円、小中学生=300円、小学生未満無料。

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