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広島・呉で防災会議 大災害が起こった時に「どうするか」考える

「KURE防災かいぎ」では防災グッズも紹介する

「KURE防災かいぎ」では防災グッズも紹介する

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 防災を考えるイベント「KURE防災かいぎmeets圏域まちづくり大学」が1月20日、広島・呉市役所(呉市中央4)で開催される。

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 呉市市民協働センターの車いすスタッフが、障がい者が災害時などいざという時に逃げるためにはどうしたらいいのかという疑問から、定期的に開いてきた座談会などの話し合いの場から派生した企画の一つ。より多くの人に防災について考えてもらうきっかけになればと平成30年7月豪雨以前から開催を決めていた。

 市役所と共催で開き、当日はNPO法人プラス・アーツ(神戸市中央区)が阪神・淡路大震災をきっかけに、被災者の声を調査して考案した子どもも楽しく学べる防災訓練「イザ!カエルキャラバン!」を行う。6つの訓練コーナーのうち、4つに参加すると防災関連や呉氏グッズがもらえるなど、ゲーム感覚で学べるよう工夫した。

 このほか、同NPO理事長の永田宏和さんによる講演会や平成30年7月豪雨でのボランティア活動や被害状況を紹介するパネル展示も行う。中央公園ではアルファ米炊き出し、水消火器ゲーム、毛布を使ったタンカ作り体験、給水車・ポンプ車の展示も行う。

 同センターの担当者は「地震、土砂災害などの大災害が起こった際に自分は『どうする』か。避難所での生活が始まると自分は『どうなる』か。その際自分に何が『できる』か。それらを現実の問題として経験した今、改めて地域の助け合いが実践されるための基礎づくりにつなげたい」と話す。

 開催時間は10時~15時。入場無料。問い合わせは同センター(TEL 0823-25-5602)まで。

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